子は宝。
弟がうまれた。半年前に息子を亡くした両親の喜びは表現できないくらい大きい。
子どもたちに携わるお仕事をさせていただいていると、さみしい子が多いことに気づく。
お金には何不自由なくても、表面上はしあわせそでも、子どもたちは愛に飢えている。
空腹は満たすことができても、心の乾きは癒やされていない。
本来、子は何にもかえがたい宝のはずだ。
しかし、子より大事なものがある親が少なくない。
戦禍の傷痕が生々しく残っていても、親から溢れんばかりの愛を注いでもらうアフガニスタンの子たちと、裕福ではあるが、親がよそ見している日本の子たちと、はたしてどちらがしあわせなのだろう。
うまれたばかりの弟が両親の慈しみの中で、どうぞ、しあわせを感じますように。